株式会社バレンサー

WITHコロナ時代に見直すべき、 1 to 1のコミュニケーション

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不要不急の外出自粛モードとなってから、1ヶ月以上が経ちました。仕事も飲みも恋愛のあれこれもオンラインに移行して、「会う」ことを前提としたコミュニケーションが激減。

会えば雰囲気でどうにかできていたことも、より細かな説明や資料が必要になったり、テキストでニュアンスを伝える難しさに直面している方も多いのではないでしょうか。

何事も正解はないと思いつつ、絶対に手放してはいけないこと、それは「尊重する」ことじゃないかと思うのです。

尊重の一歩目、「自分と相手の違いを知る」

一匹狼タイプで組織から浮き続けた私が、関わる相手を尊重したい、理解したいと試行錯誤する中で出会った、おもしろい本をご紹介します。(ストーリー仕立てなので、本が苦手な方もぜひ)

あらすじ:

人間と大型類人猿が枝分かれした約1,300万年前から、違う特性を持った4つの種族。オラウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボ。彼らが作る社会は全く異なっており、同じ群れを作ることはない。今の人間社会は別の種族が生活を共にしていると捉えると、どんな関わり方ができるのか…。

どんな方にオススメしたいかを簡単に。
 ・チームの中に、どうも居心地の悪いコミュニケーションの人がいる
 ・え、そんな風に受け取られる!?という経験がある
 ・会議で発言の偏りを感じる
 ・平たく言えば、理解不能な人がいて、嫌いになりそう

診断はこちらから↓

精神科医 名越康文監修 類人猿分類診断 GATHER – 夜間飛行yakan-hiko.com › gather

相手の視点で見る、自分の特性

この本を読んで何が良かったかというと、どのタイプの人も「いないと困る」と思えたこと。役割が違う、ということを理解できたこと。そして、それぞれのタイプを尊重してうまく付き合えるようになったこと。公私共々、チンパンジーと付き合うことが多いのですが、チンパンジーの視点で私(オラウータン)の特性を捉えることで、「ああ今、非協力的に映っているんだろうな」とその場で感じるようになりました。(ただどうすれば解決できるかを考えているだけなのですが)

そういう態度が相手からすると、自分だけバタバタしてて馬鹿にされている気持ちになっているなんて想像もしていなかったのです。(こういう時、ゴリラはさぞ冷や汗をかいたことでしょう。ごめんね)

そんな時は、「大丈夫、ついていくよ。私に何ができる?」と声を掛けられるだけで、チームが円滑に回るということも学びました。

オラウータンの苦悩

曲がりなりにも「UP or OUT」で有名な、R社で働いていた私。ある種、過干渉なお節介力の強い仲間に恵まれ、たくさんの人にお世話になりました。ただ、もうここでは不要だなと感じたことも。超オラウータンな私。お金や肩書き、評価は基本的に二の次で、仕事内容が納得できるかどうか、共感できるか、やりたいと思うか、が重要。ただ、サラリーマンのキャリアパスには基本的に昇格を目指す以外の道があまりないのです。仕事をすればするほど、上にいかなきゃいけない雰囲気で “ 評価 ” を気にし出した瞬間、見事に結果を出せずに苦しんだ時期。

あの時はしんどかった。事実を捉えるときの距離感が周囲と違うばかりに、自分は人に興味がなさすぎるんじゃないか、と感じるシーンが多かったのです。これは、組織において致命的なのではないか、と。あれ?私浮いてるな?と。浮いていること自体にはなんとも思わないものの、周囲に迷惑がかかっているんじゃないか?と思うことが多かった。

今、組織で自分を浮いていると感じている「オラウータン」の方。大丈夫です。それはあなたの特性。ただし、別の種族からどう見えているかを知った今、あなたは一つ武器を手にしたと言えます。自分で自分の機嫌をとることがうまくなります。だから、過去の自分を超えるプロになりましょう。必ずそれは力になるから、と。エールを贈りたい気持ちです。

次会う時は、居心地のいい人になれる。

金曜日の夜に、家の近くの焼鳥屋で久々に外食をしました。この時期なので、店主のおっちゃんが一人でオーダーから焼きから何もかも対応していて、控えめに言ってもこんな塩辛くて焦げた焼鳥食べたことないわ!って代物やったんです。ハイボールも、氷→ウイスキ→炭酸水→チューハイに入れる甲類焼酎的な何か(!)と、おっちゃんレモンサワー作りすぎて混乱。めっちゃ濃いぃハイボール。

それでも久々の外食は、本当に嬉しかった。外食が贅沢品だった時代って、こんな感じやったんかなって。タイムスリップしました。

こうして、特に意識せずにしていたことが、一つ一つ意味や意義を持っていくんでしょうね。会うこと、場を持つことの価値が高まる。会った時に、居心地のいい人になっていたいですね。

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