成功させるための3つのブランディングとは?

INDEX

こんにちは!最近SNS発信に力を入れているのですが、SNSを通しての出会いの素晴らしさを身に染みて感じております。自分が何を大事にしているのか、どうしていきたいのか好きなこと、嫌いなことなどを明確にした上で発信していく。

すると当然ですが共感してくれる人や応援してくれる人、ファンになってくれる人ばかりで周りは溢れます。自分の”スキ”がどんどん広がっていく。リアルに会う前段階で価値観のすり合わせができていることがこんなにもストレスのない素敵なご縁になるのだと驚いてる、と同時に発信の重要性を再確認しました。

さて、本題に入ります。前回はブランディングとは?についてお伝えいたしました。

簡単におさらいをするとブランディングとは
”戦わないポジションを作ること”
”情報を伝える側と受け取る側が共通のイメージを認識すること”
です。

そしてブランディングをすることにより消費者や求職者、取引先など関わる人や企業とのミスマッチを防ぎ、価格競争に追い込まれることのない、唯一無二の世界観を作れるという素晴らしい効果がもたらされるという内容でした。

まさに冒頭でお伝えした話しは、SNS発信を通してでの出会いはミスマッチなく出会えている、すなわち伝える側(バレンサ―)と受け取る側両方が持っている価値観に共通の認識がある状態という話でした。
本記事ではブランディングを3つのカテゴリに分けて説明していきます。事例も混じえてお伝えしていきます。

プロダクトブランディング

プロダクトブランディングとは製品のブランドを確立することです。今やネットを使えば誰でも情報を手に入れることができます。その影響でサービスや商品の質が均一化され、良くも悪くも「どこで買っても(モノの質は)変わらない」状態になっております。もう”良い製品”だから売れる時代ではないということです。他の製品との違いをアピールするために、プロダクトコンセプトに沿って商品名、パッケージ、性能や品質、そして宣伝方法を考案していき製品ブランドを確立していきます。

製品のブランドが確立されるメリットは①リピート率の増加製品の付加価値がつくです。

モノ消費からコト消費になっている今の世の中を生き抜くために②のメリットは多大な効果を生み出します。そのモノを持っているだけで「いい気分になる」「自分の価値があがる(ように思う)」など消費者の自己実現欲求を満たすことができるのです。アップル社のiphoneやMacが売れるのは②の影響が大きいものと考えられます。

アウターブランディング

アウターブランディングとは社外の顧客や一般消費者、株主の方などに「会社が何を約束するのか」という会社の在り方そのもののブランドを確立したものです。会社の存在意義・使命(Mission)、将来ありたい姿(Vision)、そのために何を大事にするのか 価値観(Value)これらをもとに、誰にどんなサービスを届け、どうしていきたいか、などをストーリー化し社名やロゴ、ホームページや動画、テレビ、広告などあらゆるモノを通して伝えていきます。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、先ほど紹介したプロダクトブランディングはアウターブランディングの中の製品に特化したブランディングです。アウターブランディングの事例としてはファーストリテイリングが有名です。18年前、海外進出を図り莫大な広告費をかけアメリカとイギリスで1店舗ずつ出店しましたが失敗。日本では売れていても外国人からは「アジアのブランド」としてしか認知されていなかったのです。

企業の存在を認知させるだけでは売れない。大事なことは

モノ(企業・商品・サービス)以上に事業に対する想いやストーリーをどう伝えるか
どういうブランドなのか?を経営者だけでなく全スタッフが誇りを持って話せるかどうか
です。

そしてユニクロはブランドストーリーを再構築し採用から評価体系、研修など全てにリンクさせることで全スタッフがブランドストーリーを体現できる状態を実現したのです。結果として3度目の海外進出のチャレンジは成功し今日の”世界のユニクロ”に至るのです。

インナーブランディング

最後はインナーブランディングです。先ほどのユニクロの事例の中に実はインナーブランディングも含まれています。ブランドストーリ―を社外に発信していくのがアウターブランディングであり、ブランドストーリ―を社内に浸透させるのがインナーブランディングです。インナーブランディングで重要なことは社員一人ひとりがブランドストーリーを「他人のストーリーを語る」というものではなく、「自分のストーリーとして語る」ことです。経営層がいくらミッションビジョンバリューを掲げ会社の方向性を示したとしても”与えられたもの”となってしまえば社員が語るストーリーに魂が宿りません。

一人ひとりがなぜこの会社で働くのか、働く目的や生きる目的、大事にしている価値観を明確にしそれらが会社のブランドストーリーとリンクしてはじめて、社員が語るブランドストーリーに魂が宿るのです。ただ言わされてるブランドストーリーには誰も心は動かないですからね。

インナーブランディングの成功事例はオリエンタル社が有名です。(ディズニーランド)キャストにテクニックを伝えるサービスマニュアルを与えるのではなく「夢を魅せる」という考え方を教えることに力をいれています。そしてキャストが全てのゲストに最高のサービスを提供し、「夢の国」に何度も訪れたいという感動体験を生み出すことに成功しているのです。

まとめ

ブランディングは大企業だからする、といったものではありません。「良いモノを買うから誰から買う」にニーズが移行してるなかでブランディングをすることはマーケティング以上の効果があると考えられます。3つのブランディングは孤立してるものではなく、それぞれがリンクしています。どれか一つだけすればいい、というものではないということです。

3つのブランディングのうちどれから取り組むべきかは企業様によって異なります。それぞれの企業様が”らしさ”で戦っていけるようにサポートさせていただけたらと思います。是非、お気軽にバレンサーにご相談ください。

LATEST ARTICLE

最新記事